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自賠責と任意保険での
原付きバイクについて保険を考える原付バイク保険講座。

自賠責の原付バイク保険講座<自賠責と任意保険|原付バイク>

自賠責保険と原付

自賠責と任意保険|原付バイク

車検のない車として真っ先に挙げられるのが「原付バイク」や「250ccまでのバイク」が挙げられますね。
これらのバイクには自賠責保険の期限切れが多いのです。一般に車検が必要な車種での自賠責期限切れは滅多にお目にかかりません。

原付などのバイクとは違い車や中型大型バイクなどは車検対象車ですので、当然、自賠責保険の加入切れがわかりますと車検は受けれなくなるからです。

車検も忘れてしまうようでは、もうその車種は廃車も同然の車になってしまいますからね。車検には自賠責保険の加入がないと通せない規則になっていますから自賠責保険切れでの車種としては「原付バイク」がやはり代表的でしょう。

車検が切れていても車検対象車種の車では、自賠責保険は1ヶ月程度の長きにわたって契約しているケースがほとんどですから、大抵は車検も受けることもできるのですが、これは、自賠責保険の期限切れを防ぐためにあらかじめ気を利かしているのでしょう。

ただ、気が付いたのなら早めに手配しなければ、いらぬお金や時間がかかってしまい手間取りますので損をしないようにしてください。

そうなると原付きバイクや250cc以下のバイクを所有している方は最も注意しなければならないでしょうね。
この場合の自賠責期限切れで思いつくのは、やはり「車検がない車種」だということで、保険会社や販売店からの連絡も滞ってしまうケースが最も多いですね。

また引っ越しや連絡先が変わってしまって連絡が取れなくなり、結果「自賠責保険の期限切れ」となっているのが多いのです。
特に学生さんなどの決められた期間内での生活で特定の地域に住まわれていて卒業と同時に住まいも変わってしまう時などは注意が必要です。

こうなると自分で気が付かないまでは本当に自賠責保険の期限切れが起こったままで放置されています。原付バイクなどをお持ちのオーナーさんはご自分で自賠責保険の期限管理は注意されたほうが良いでしょう。

平成24年度に発生した交通事故のうち、無保険車による事故は354件あり、そのうち死亡事故は21件ありました(国土交通省資料より。件数は政府保障事業で填補したものに限る。)。
「自賠責保険・共済」に加入せずに人身事故を起こした場合、加害者は多額の損害賠償金を全額、自分で支払わなければなりません。

自動車保険なら⇒★自賠責と任意保険ネットで調べる違い | ★バイク・原付き自賠責保険と保険料情報

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原付きバイクでの自賠責保険と任意保険

自賠責保険|交通事故でケガをしても治療費は全額貰えない

自賠責と任意保険|治療費

自賠責保険に原付きバイクでも加入しているからっていっても、もし、事故の被害者になった場合「治療費」や「慰謝料」「休業補償」などは事故の相手である加害者が契約している保険会社から対人賠償保険金で支払ってもらえると考えていませんか。
もちろん「一方的に相手からぶつけられたケース」では当てはまりますが、大抵の場合交通事故というのは「互いに過失がある」とされるケースがほとんどなので一概には言えないのです。

「被害者なのだから」と言っても損害額全額が受け取れると誤解しない方が良いかもしれませんね。

受け取れる保険金は自分の過失分を差し引いた額しかもらえないケースもあるのです。
たとえば「過失割合」ですね。過失割合が「8対2」の場合では、加害者のかしつが8であれば損害額の「80%」を請求できますが、過失割合が被害者でも2の場合は相手に対して「20%」を支払わなくてはなりません。

そうなると受け取れる対人賠償保険金は相手の過失割合分だけになってしまいます。
交通事故のケースでは「10対0」の過失割合はすべてにおいて被害者に当てはまりませんから、「対人賠償保険金」は全額支払われないと考えておいたほうがよさそうです。

ただし、任意保険での「人身傷害保険」に入っていれば、過失割合に関係なく保険会社から設定した保険金額を上限に全額を払ってもらえます。

人身傷害保険は自賠責保険にはありませんので、任意保険で補償をカバーしなければなりません。

原付バイクでの事故について心配な方や安心した補償が受けられる保険をお探しの方にとって、自賠責保険との併用で任意保険に加入されたほうが良いでしょう。その分、保険料は少し割り増しになりますが、自己負担が心配な方は付けておくと安心です。

自動車保険なら⇒★自賠責と任意保険ネットで調べる違い | ★バイク・原付き自賠責保険と保険料情報

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原付・バイクの任意保険と自賠責どちらも必要なの?

自動車・バイク保険(任意保険)には「対人無制限契約」や「ファミリーバイク特約」などがあり、バイクを所持しているオーナーさんの中には自賠責保険を軽んじている方も少なからず多くいます。しかし、このことで自賠責保険に加入しなくても良いコトにはなりません。

任意保険での「ファミリー特約」について

原付きバイクに乗っていて自動車保険で「ファミリーバイク特約」に入っているので、自賠責保険(共済)は契約しなくても良いのでしょうか?

知らないでは済まされないチェックポイント。

  • 自賠責保険(共済)に未加入で事故を起こしてしまった時、自動車・バイク保険(任意保険)での契約内容は適応されない事があります。
    自賠責の限度額を超えた金額(保険金)しか支払いはできないので、ご自分で支払うことになります。
  • 自賠責保険(共済)は自動車損害賠償保険(自賠法)で、加入が義務付けられていますので運転は出来ません。
  • 自賠責保険未加入で事故を起こしたり運行したりした場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金・免許停止などの処罰・処分の対象の他に人身事故を起こした場合は、莫大な損害賠償金を自分で負担することになります。

任意保険の「対人無制限」を契約している

バイク保険で「対人無制限」の契約をしているので、自賠責保険(共済)は契約しなくても良いのでしょうか?

知らないでは済まされないチェックポイント。

  • 自賠責保険(共済)に未加入で事故を起こしてしまった時、自動車・バイク保険(任意保険)での契約内容は適応されない事があります。
    自賠責の限度額を超えた金額(保険金)しか支払いはできないので、ご自分で支払うことになります。
  • 自賠責保険(共済)は自動車損害賠償保険(自賠法)で、加入が義務付けられていますので運転は出来ません。
  • 自賠責保険未加入で事故を起こしたり運行したりした場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金・免許停止などの処罰・処分の対象の他に人身事故を起こした場合は、莫大な損害賠償金を自分で負担することになります。

自動車保険やバイク保険での「任意保険」が世間では重要だと考えている方もいるでしょうが、実は自賠責保険(共済)と任意保険は「セット」になっているのです。

「ファミリーバイク特約」や今の時代に当たり前な「対人無制限」などの任意保険と言えど、自賠責保険がなければ契約した保険金はイザという時に全額支払いできません。

かと言って自賠責保険だけでは「心もとない」のも事実で悩ましい問題です。

原付・バイクの自賠責保険・保険料一覧

  60か月 48か月 36か月 24か月 12か月
自家用乗用自動車     39,120 27,840 16,350
軽自動車(検査対象車)     36,920 26,370 15,600
小型二輪自動車(250cc超)     18,020 13,640 9,180
軽二輪自動車(126~250cc) 28,060 23,560 18,970 14,290 9,510
原動機付自転車(125cc以下) 17,330 14,890 12,410 9,870 7,280

※平成25年4月1日以降始期の契約で、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する保険料(共済掛金)

自賠責保険に加入する時に必要な書類|原付とバイク

車検のあるバイク

250CC超えバイク

  • 自動車検査証(車検証)
  • 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書

各車種の車検期間ごとに定められた月数かプラス1ヶ月(例:24ヶ月か25ヶ月)となります。

車検のないバイク

原付ならびに125ccを超え250cc以下のバイク

  • 原動機付自転車
    標識交付証明書、現在契約されている自賠責保険(共済)証明書
  • 125ccを超え250cc以下のバイク(軽二輪)
    軽自動車届出済証、現在契約されている自賠責保険(共済)証明書

年次毎ごとに最大60ヶ月加入できるよう規定してますので加入可能です。

自賠責保険(共済)加入についての窓口

自賠責保険の加入や更新手続には良く知られているのが自動車やバイク(原付き含む)の販売店や自動車保険やバイク保険での「損害保険会社」です。
しかし原付バイクや250CC以下のバイク(軽二輪)においては、「郵便局(一部取り扱いのない局もあり)」でも手続きができるのはご存知でしょうか。

さらに近頃では、一部の損害保険会社でもインターネット受付がダイレクトできますし、コンビニでも取り扱っている所もあります。

原付きバイクでも任意保険が必要

原付きバイクであっても車であっても自賠責保険での補償で交通事故の補償をカバーできるのは少ないのが実情です。原付バイクなどは購入しやすく誰でも扱えてしまいます。

原付きバイクを購入した時には自賠責保険も必ず加入されていたはずですが、前述したように補償でのカバーが少ない上に自己負担も交通事故を起こしてしまったり、もらったりした時には負担が多いのが自賠責保険での欠点なのです。

補償内容までは詳しく考えないで自賠責保険のみで原付きバイクを運転していると「思わぬところで」痛い出費が待ち構えているかもしれませんし、それよりも原付きバイクでの事故ではケガの状況は一歩間違えれば命取りになってしまうことも忘れてはいけません。

以上のことを踏まえて考え合わせると、自賠責保険は「交通事故での相手に対して支払う補償」のために加入しているような保険なのです。

けれども原付きバイクに多い「転倒」して自身がケガを負うはめになった時や、入院・通院しなければならなくなった時などには自賠責保険での補償がもらえないと考えて置かなければなりませんね。
また、他人の車やバイクに衝突して損害賠償を負うことになりましたら、すべて自己負担なのです。

自賠責保険で補償されないケースで最悪の場合には、ご自身が事故で死傷したりした場合には「搭乗者傷害」や「対物賠償」などは含まれていないのもご理解いただけたことでしょう。

ですから原付きバイクであってもバイク保険の「任意保険」に入っていれば「搭乗者傷害」も「対物賠償」などもバイク保険(任意保険)で補償されますのでお考えになってみてください。

いまはインターネットからバイク保険をダイレクトに申し込むと、高かった任意保険も昔より安く抑えられる事ができます。
これは、仲介手続きに伴う様々な経費が削減されて、ユーザーの利便性とコストを落とした結果、実現されたもので出来るならば自賠責保険とともにバイク保険(任意保険)も加入されたほうが良いでしょう。

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